京都議定書での日本の削減目標はかなりつらい。

日本の二酸化炭素の削減枠は14%となっている。14%という数字は2ヶ月間、食料や商品が供給せずに節制しないと達成できない数字らしい。

これは無理っしょ。さすがに。それに、日本はもともと一人当たりの排出量は少ないらしく、排出枠を減らすのは大仕事だ。

だからこのことをこの前の会議でつっこまれた。

日本はアメリカや中国に議定書に批准しろーって言ってた。アメリカや中国の排出量はかなり多いので議長国としては当然といえば当然である。

しかし、ここでモルジブの代表がチクリ。

「そんな偉そうなこといってないでてめーの国の削減目標を達成しろよ!」と言われちゃった。

もちろん、モルジブの代表が強い口調で言ったのには深いわけがある。それは、モルジブのような低地にある国は二酸化炭素が増え、温暖化で水面が上がると全部沈んでしまう。だから強い口調になってしまった。

国連の常任理事国の問題といい、世界単位で何かを進めようとすると、各国でいろいろな利害があって調整するのはほんとに一苦労だなと思った。

アメリカや中国は自国の経済の停滞の恐れがあることから批准は拒否した。逆にEUは積極的に関与している。さて、どちらの選択が正しいのか?10年後の歴史が証明してくれるのかもしれない。

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