今回のライブドアのニッポン放送の株取得からM&Aについて考えてみる。

M&Aとは、俗にいう買収のこと。そのM&Aの中でも被買収企業の了承を得るものを「友好的買収」、得ないものを「敵対的買収」といいます。

ライブドアが行っているのは敵対的買収と呼ばれているものですね。

「敵対的買収」については反対意見が多いようですが、僕は一概に反対だとは思いません。その理由はM&Aの目的がわかれば明らかになります。

M&Aの目的は大きく二つあります。一つは企業価値を上げて(ようは株価を上げて)買ったときよりも高い値段で売る。もう一つは自らの会社とシナジーの働く企業を買収する。

「敵対的買収」として問題になるのは一つ目の安く売って高く売るという目的の場合でよく起きます。外資系のファンドがよくやる手法でハゲタカファンドと揶揄されたりします。

しかし、ここでよく考えてみると、もともと価値の低かった企業を価値の高いものにすることの何が問題なのでしょうか?確かに企業を切り売りして儲けることだけを目的とした悪質な企業やファンドもあります。

しかし、経営効率の悪い企業の経営効率があがり、業績が向上することによって企業価値が上がれば、結果として企業価値があがり、雇用が創出されるのであれば買収の手法が敵対的買収であっても問題ないと思います。

もちろん、企業価値を上げる過程でリストラを行ったりはするでしょうが、それは買収した企業やファンドが行わなくてもいずれ行っていたはずです。行わなければ衰退するのですから。

今回のライブドアのニッポン放送の買収についてはいろいろ複雑に問題が絡まっているのでしょう。しかし、フジテレビの経営陣の断固とした態度は、自分に能力がないからもし買収されたら経営陣が入れ替えられる。だからなんとしてでも防がねば!という保身にみえなくもない気がします。

話はまったく変わってバレンタイン。ありがたいことに、一応大学生活4年間毎年チョコをもらえたので寂しい思いはしなかった。さて、社会人では・・・。

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